自分が不幸と感じる時は
どういう時だろうか?
人と比べて
自分には「〇〇がない」
と分かった時でしょうか?
過去の自分と比べて
失ったことや
できないことが現れた時でしょうか?
あなたの幸せは
何かと比べた時に
現れてくるものなのでしょうか?
人は
一度手に入れたものを失うと
不安といった感情を抱いてしまいます
例えばお金
給料が大幅にカットされたり
失業した時には
今の生活を維持できるか
大きな不安を感じてしまいます
健康な体を失う時も
不安を抱えることでしょう
今まで普通にできていたことが
徐々にできなくなると不安を抱えるし
完全にできなくなれば絶望を感じてしまう
個人的な体験ですが
当たり前だと思えた生活が
ある日を境に急に変化してしまい
不安を抱えた日々が続きました
どんどん家事をこなせなくなっていく…
どんどん歩けなくなっていく…
健康な体を失っていく不安
収入を失っていく不安
健康だった時の自分
幸せだったと感じた時の自分
そんな過去の自分と比べて…
幸せだった自分と比較すると
涙しか出てこない
良くなる兆しが全く見えなくて
どんどん絶望して…
そんな状況に陥った時
心ない言葉をかけられれば
さらに絶望を抱えて…
あまりの苦しさや痛さに耐えかねて
自らの命を断ちたい
と願う日々を過ごしていました
でも今は「幸せ」を
感じることができるようになっています
そのように捉えることが
できるようになった最初のきっかけは
「早めの老後が来たと思えばいいか」
と思いついたこと
予定よりも早いけれど
「とりあえずできることを楽しんで
ゆっくりと時間を過ごそう」
と思ったのです
当時は
ベットの上でほぼ寝たきり状態でしたが
本を読むことが好きだったので
ベッドの上でも読書を楽しむことを
思いついたのです
その頃は本をずっと持つことすら難しく
読書台を購入することで
楽しむことができました
全く歩けなくなったら
電動車椅子に乗れば
行きたい所にも行ける
発想の転換でした
できなくなったことはあるけれど
工夫すればなんとかなる
できないこともあるけれど
まだできていることもある
できないことに目を向けるより
できていることで人生を楽しもう
そう考えるようになってから
気持ちが軽くなりました
幸せだった頃の自分
自分ができないことをしていてる人
過去や他人と比べることをやめたのです
何かと比べるのではなく
自分に「ある」ものを大切にしてみたら
幸せな気持ちが湧いてきました
目が見える幸せ
目が見えなかったら
読書を楽しむことも難しかったでしょう
耳が聞こえる幸せ
耳が聞こえなかったら
音楽を楽しむことも
誰かと会話することも
難しかったかもしれません
そう思うと
「私にはまだできることがある」
と思えるようになって
心も元気になってきたのです
「ありがたい」とは
当たり前だと思っていたことは
実は「有り続けることが難い」こと
幸い
今では杖がなくても
歩けるようになりました
絶望していた当時の自分からは
全く想像することのできなかった姿です
(私の予定では移動の時は電動車椅子でした)
当たり前にできていたことが
どんどんできなくなっていくと
絶望を感じるかもしれないけれど…
当たり前にあった幸せを失うことも
絶望を感じさせるけれど…
周りや過去の自分と比べるのではなく
今の自分ができていることに
目を向けて生きてください
今回伝えたいメッセージは
あなたの幸せは
人と比べて良いから幸せなのか
過去と比べて良いから幸せなのか
本当の幸せは比べなくても
「ある」もの