苦しみが続くと生きる希望を失い、自ら命を絶つことも考えてしまうことがあることでしょう。
病気や事故で、健康な体を失った時。
大きな金銭トラブルを抱えてしまった時。
家庭や職場、学校などでの人間関係による悩み。
悩みの原因はさまざまあるかもしれませんが、悩みが心に居座ると心がどんどん蝕まれていきます。
「なぜ自分はこんなに苦しい想いをしなければならないのだろうか?」
「どうして普通に、幸せな人生を送れないのだろうか?」
悩みの原因が解消される兆しがなければ、抱くのは「絶望」となり、この人生を終わらせてしまった方がラクになると考えてしまう…。
だけど、経験したことがあるからこそ伝えることができます。
自ら命を絶つという行為は想像を絶する恐怖を伴います。
自殺方法を色々と考えてことがある人は、どのような方法にしようかと検討されたことがあることでしょう。その決め手は、「いかに苦痛を伴わないか」ではありませんでしたか?
痛みで苦しむのは避けたいから、穏やかに死ねる方法を調べませんでしたか?
苦しむことを避けたいから、即死できる方法を検討しませんでしたか?
確実に言えることはその死への恐怖心があるからこそ、これまで自殺を思いとどまり、生き続けることができたのです。
死への恐怖心は、あなたの命を守ってきたのです。
そしてその恐怖心は、あなたの「生きたい」から生まれたものです。
自死への恐怖に打ち克つ勇気などいりません。
勇気を使うなら、その勇気は生きる方に使ってください。
新しい生き方を見つけてください。
そして、あなたが既に持っている幸せに気づいてください。
幸せは人と比べるものではありません。
幸せは過去の自分と比べるものでもありません。
今、苦しくて辛くても、生き続けてください。
生き続けてさえいれば、未来に幸せを感じることができます。
しかし、死んでしまったら何もできません。
死んでから後悔しても、今世で生き返ることは絶対にできません。
自死は逃げです。
勇気は生きること、困難に立ち向かうこと、新しい人生を築き上げていくことに使ってください。
どんなことがあっても、生き抜いてください。
今回伝えたいメッセージは
想像を絶する死への恐怖心に
打ち克つ勇気は必要ない
その勇気は生き抜くために使おう