自分が出会うすべての人は
自分にとって大切な人
と言われることがある
尊敬できる人
一緒にいて癒される人などは
自分にとって大切な人というのは
なんとなく理解できる
尊敬する上司や先輩ならば
その人の優れたところに憧れ
見習いたいと思う
尊敬する人がしていることを見習うことで
自分の足りないところにも気付けるし
その道で成功するために
何が必要なのかを知ることができる
見習うという行為が
自分の成長につながる
だから
自分にとって大切な人
と表現できるだろう
また
大好きな人ならば
一緒にいるだけで癒されるし
幸せな気分になれる
お互いに居心地がいい空間を作るためにも
自分は何をしたらいいのか
何ができるのかと
想像することだろう
大好きな人のために
自分を磨く努力をするだろうし
おしゃれをしたり
会話の幅を広げるために
相手の趣味について調べたり
料理を勉強したり…
大好きな人と時間を一緒に楽しむために
今までの自分とは違う分野のことに
詳しくなるかもしれない
大切だと思える人との縁は
新しい自分の成長のきっかけとなる
けれど反対に
嫌いな人との出会いは
自分の成長のためになるのだろうか?
答えはイエス
あなたが嫌うその人にも
あなたを成長させる役割がある
そもそもなぜ特定の人が嫌いになるのか?
嫌いな人の
態度
行動
仕草
服装
身だしなみなどのだらしなさ
言葉遣い
性格など
色々な理由はあるだろう
嫌いな上司や先輩を想像してみよう
あなたはその人のどんなところが嫌い?
口先ばかりで行動が伴わない
表裏がある
ネチネチとしつこい
失敗を人のせいにする
ダラダラとして時間管理ができていない
締め切りギリギリまで仕事をしている
怠けている
陰でコソコソと人の悪口を言っている…
あげればキリがないかもしれない
そんな嫌いな上司や先輩から
学ぶことなんてあるのだろうか?
と思うだろう
けれど
あなたが嫌いだと思うその理由の反対が
あなたが人を尊敬する時の理由
つまり
口先ばかりで行動が伴わない
→言い訳しないで行動する
表裏がある
→裏表がない
ネチネチとしつこい
→単刀直入に話す
失敗を人のせいにする
→自分が悪かったら正直に謝る
ダラダラとして時間管理ができていない
→タイムマネジメントができている
締め切りギリギリまで仕事をしている
→優先順位をつけて計画的に作業する
怠けている
→テキパキと仕事をする
陰でコソコソと人の悪口を言っている
→人の悪口を言わない
どうでしょう?
あなたが嫌いだと思っている上司や先輩の嫌いな理由の反対は
あなたの理想の上司像
ではないでしょうか?
実は、それは
自分自身の理想像
でもあるのです
「そういう人にはなりたくない」
と思っているからこそ嫌いだと感じる
「自分はこういう風に生きていたい」
「こういう人間でありたい」
と思うからこそ
自分の理想の反対のことをしている人が
嫌いに思えてしまう
今回は
尊敬する上司や先輩を例にしてみましたが
あなたが嫌いだと思う人を
想像してみてください
学校の先生
クラスメイト
近所の人
部活などの先輩
家族や親戚
ママ友
テレビに出ている芸能人
など
なんか気に入らない
なんか嫌い
と思った時に
なぜその人が嫌いなのか
理由を探してみましょう
その理由の反対を深堀りしていったら
自分が理想とする価値観や生き方を
再発見できるかもしれません
理想の自分に成長するために
わざわざ嫌いな人の嫌いな部分を
真似したいとは思わないことでしょう…
だから
嫌いな理由の反対に気づくことは
理想の自分に成長する大切なきっかけ
となるかもしれません
そう思うと
理想の自分になるためには
尊敬する人や大好きな人だけではなく
嫌いだなと思える人との出会いにも
実は意味があるのだと思えば
その出会いも貴重
嫌いな人に対して
心の中でこっそりとつぶやこう
「私は、あなたが嫌い。
たから、あなたの嫌いな部分の
反対のことをしていくね。
それに気づかせてくれてありがとう」
今回伝えたいメッセージは
嫌いな人であっても
自分が出会うすべての人は
自分が成長するために必要な人
その出会いに感謝