当たり前にできていたことが
どんどんできなくなっていった時
絶望の中にいました
そんな時にかけられた言葉
神様は乗り越えられない困難は与えない
この言葉を耳にした当時は
気休めだけの言葉なんていらないと
反感を抱いたものでした
でも今ならわかります
自らの命を絶たない限り
乗り越えられない困難はない
痛みで思うように体が動かなくても
ベッドの上で読書をするという
楽しみを見つけた時
絶望から抜け出した気がしました
あの時は困難が心を覆い尽くし
絶望の中に閉ざされていたけど
「楽しみ」という新たな道を見つけた時
その困難は乗り越えることができました
そして先日
雪の中を散歩していて気づいたのは
木の枝に降り積もってる雪は
人生での困難に例えられると
枝に降り積もった雪が
風で飛ばされたり
溶けて水となって落ちていく様子を
眺めていて感じたことがありました
困難はいつか消え去る
そして、雪の重みを
たわみながらも耐えている木を見つめた時

しなやかさがあるからこそ折れずにいる
ということに気づきました
人間も意固地になったり
常識や固定観念に縛られるのではなく
柔軟性を持つことが
困難な状況を乗り切るための
一つの方法なのかもしれないと感じました
時には、木によっては
雪の重みで枝が折れることもあるけれど
幹は真っ直ぐ伸びて生き続けていきます
植物などが上に伸びていく時
下の枝葉はその役目を終えて
枯れていきます
その枝が折れたきっかけは
雪だったかもしれないけれど
木の成長のために
いつか別れなければならないものだった
のかもしれません
その枝を人に例えるならば
成長する上で卒業する必要があった出来事
だったのかもしれません
枝を失っても幹が生きているのならば
木は生きています
人間も同じように
命があれば生き続けられる
生き続けてさえいれば
いつか季節が巡って雪が溶けるように
重くのしかかっていた困難は無くなります
雪が溶ければ
芽吹きの季節がやってくるように
困難を乗り越えれば
新しい人生の幕が開けます
自ら命を絶たない限り
いつか困難を乗り越える日がやってきます
あなたが抱えてる困難は
まっすぐ立っていられないぐらいに
重たいかもしれません
今にも折れそうなぐらい
耐えるのもしんどいかもしれません
時には何か大切なものを
失ってしまったかもしれません
でも雪が降り積もる冬の間も
木は成長し続けています
木の幹がどんどん太くなるように
生き続けてさえいれば
あなたも今よりも強くなっているはずです
だから雪が溶ける前に
自分の命を自分で断たないでください
今回伝えたいメッセージは
自ら命を捨てない限り
乗り越えられない困難は
与えられない